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浴衣の着方
-今回監修していただいた先生-
雅きもの総合学院 院長
松本 富江 先生

今年は純日本風な紺地に白の花柄とか、小紋調の柄が復活しています。また、カラフルな個性的なものや、縞柄なども好まれています。帯も従来の半幅帯からアレンジがしやすい兵児帯(三尺)などに流行が変わってきています。バックや下駄もアジアンテイストなものがはやってきています。ゆかたは着物の中では一番カジュアルで普段着ですので、個性豊かに楽しんでいただきたいですね。

今回用意したもの

ゆかた
半幅帯
コーリンベルト
伊達締め
腰ひも
ウェストの補正用品(ヒップパッド)
ゆかたスリップ(衿元・みぞおちに補正が入ったものが良い)



1).浴衣を羽織る。   2).両方の衿先と背縫いを持ち、背中の中心と浴衣の 中心を合わせる。 3).中心がそろったら裾を持ち上げ、くるぶしが隠れる位の位置に裾丈をあわせる。

4).上前の幅を合わせる。これが着付けたときの上前の幅である。 5).上前がずれないように注意しながら開き、下前を巻き込む。下前のつま先は裾の線より少し上げて巻く。 6).上前のつま先を5cm上げて決める。
衿合わせは深めにすると良い。

7).腰ひもを2重に巻き、右脇で結ぶ。 8).脇から手を入れ、前後のおはしょりを整える。

9).コーリンベルトは肩幅に合わせる。 10).コーリンベルトの一端を脇から入れ、下前の衿に とめる。そのまま背中側に回して、もう一端を上前の衿にとめる。 11).しわを伸ばす。

12).伊達締めを締める。おはしょりは帯の下から7〜8cm出る位がベストなので、余分な部分は上に持ち上げて調節する。 13).帯の80cm程度を2ツ折にして左肩にかけ、 正面に持ってくる。 14).ずれないようにしながら、帯を2重に巻く。帯はやや高めの方が◎。

15).正面で帯を結ぶ。この時、結び目は高めにし、ほどけないようにしっかり結ぶ。 16).下に出ている帯をたたみ、羽根を作る。 17).上に出ている帯を羽根の中央に上から下へくぐらせ、しっかり引き、羽根を左右対称にしてからもう1回同様に巻く。

18).余った帯は内側に入れ、羽根の形を整える。
結び目と後ろの中心を持ち、右回りに回す。
19).帯を斜めに折り返し、アクセントをつける。

20).出来上がり!!うちわを持ってお祭りに行こう。 今作ったのは「一文字文庫」というオーソドックスなもの。

「変わり文庫」
一文字文庫とほぼ同じ結び方。
「花結び その1」
真ん中の紫色のものはゴム。
髪の毛を縛るゴムを使って作っています。
「花結び その2」
花の部分の帯を裏返して作っています。

浴衣の正しいたたみ方。
1).左側に衿を持っていき、裏地を出すようにする。 2).右脇の線にそろえて折る。 3).おくみ線から折り返す。

4).左の衿先と衿下線を右の衿先と衿下線に合わせる。 5).左脇線と裾を持って右脇線に合わせる。左袖は右袖に合わせる。 6).左袖を身頃の方に折り返す

 
7).裾を肩山まで持っていく。 8).裏側にひっくり返し、右袖を折る。